キーツ ゴダール

ファイナルペーパーで、Keatsについて書いている。アメリカに来てからほとんどアメリカ文学の研究をしていない。将来は、アメ文畑に戻りたいと思っているのに、これで大丈夫だろうか。

しかし、まあ、本当にKeatsは好きだし、間違いなく天才。アメリカ文学でも、フォークナー、フィッツジェラルドあたりは確実に影響を受けているし、南部のニュークリティシズムも、キーツ批評を通じて大きくなったようなところがある。

論文は、身体について。
キーツは最初医学生だったことや、生涯体に不安を抱えて生きていたこともあって、身体感覚が人一倍鋭敏であり、それは詩の中に身体をめぐる言葉が唐突に現れることからも明らかである。当時の感性中心主義的なロマン派のディスクールの中にあって、彼を特異な存在にしているのは、この身体性の表象である。余裕があればShelleyのAdonaisにおける死体の表象まで、話をつなげたい。




で、もう一つのペーパーはGodardと歴史の表象について。
先生がHolocaust専門の方なので、それに絡めて。もちろん、Histoire(s) du Cinemaが重要だが、なぜか、アメリカでは非常に手に入りづらい。日本版を持っているEmory Uと交渉して、何とか貸してもらうつもり(無理かな)。しかし、Gallimardの4冊本の方はあるのだ。テクスト中心主義!!