2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

Mules, Warwick. Angelaki 2.1 2006.

Angelakiという素敵なタイトルの雑誌。はじめてパラパラと読んでみて、この超弩級の論文に完全にやられた。特に反省させられたのが、ベンヤミンのオーラのとらえ方についての議論。巷の解説本などによると、オーラというのは複製技術と共に消滅したというこ…

Profession

Profession 2007に載ったJaneGallopの記事。 1980年代以降の新歴史主義が、歴史学者たちのしていることの二番煎じとなる事への危惧し、 Close Readingこそが文学研究の基本なのだからそこに立ち返るべしと。二年前に講演を聞いたときも同じようなことを言っ…

Hart Crane "Voyage"

http://www.youtube.com/watch?v=LUpTkBoeCJA&feature=related

ブルトンなど

どうも、まだ冬休み気分が抜けきっていないのか、ゆったりとした週末のすごし方になってしまう。もうちょっと気合を入れていかなければいけないのだけど。昨日は、午前中は論文の改稿。いつまでもやっている。何かいつもそうなんだけど、自分がやっているこ…

Hart Crane

http://www.youtube.com/watch?v=HF7kFDlwIoQThere are no stars tonight But those of memory. Yet how much room for memory there is In the loose girdle of soft rain.There is even room enough For the letters of my mother’s mother, Elizabeth, Th…

ミメーシス

ミメーシスの1,2、12,14章。前日の夜から準備を始めたら、一ページずつが重く、含蓄があるんで、深夜までかかった。一章はホーマー、足の傷によってオディッセウスをエウリケが見分けた話からいきなりスタートして、アイデンティフィケーション一般…

Breton

金曜日は、比較文学方法論。もう、めっちゃ、つまらなそう。学期の最初から、ここまで打ちのめされるくらい退屈な授業ってありえないんじゃないか。そもそも、比較文学が各国文学の研究とdistinctly differentであるはずないじゃないか。各国文学研究がNatio…

Bachelard

La Poetique De l'Espace作者: Gaston Bachelard出版社/メーカー: Presses Universitaires de France (PUF)発売日: 1960/01/01メディア: ペーパーバック クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見るフランス文学 Introはフーコーの未公刊の空間論。それ…

First day

I got through the first day of the semester. It's not so hectic, though. My teaching class has just 12 students, and that's a quite appropriate number for a foreign language class. I thumbed a German grammar book before going to intermedia…

Benjamin

Not Walter, but Jessica. I was kinda struck by her brave analysis of the gender domination. Her argument might be vulnerable to the feminist critics. "To reduce domination to a simple relation of doer and done-to is to substitute moral out…

Mimesis

最近は、去年の夏に書き終わったと思っていたペーパーの欠陥に気づき、それを修正しだしたら、 色々と直したいところが目に付き、それに取り掛かってしまっていた。Mimesis: The Representation of Reality in Western Literature作者: Erich Auerbach,Willa…

あけまして もー、最初からまとまらない雑文で申し訳ないのですが

あけましておめでとうございます。ここのところ、ますます現代思想に自分が傾倒していっているので、そろそろアメリカ文学という看板を下ろさなくちゃいけないかもしれないと思いかけていたところで、年末、4日にわたる学会を聞きに行き、およそテキストの丹…