2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

大江健三郎論

教授とオフィスにてお話。前に三島の『金閣寺』のところで、大江の身体論は面白いんじゃないか、と書いたけど、 まさにそれをやるという方向になった。記憶、身体、暴力。最近、よく並べられるキータームですね。

Rukeyser

Muriel RukeyserMuriel Rukeyser: Selected Poems: (American Poets Project #9)作者: Muriel Rukeyser出版社/メーカー: Library of America発売日: 2004/03/01メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (1件) を見る30年代の詩人の一人だが、相当後にな…

Pynchon’s new book comes in!

僕の学科では、先週くらいからThomas Pynchonの新作が話題になっている。Against the Day作者: Thomas Pynchon出版社/メーカー: Penguin Press HC, The発売日: 2006/11/21メディア: ハードカバー購入: 1人 クリック: 105回この商品を含むブログ (30件) を見…

Kyung-Wha Chung

Prokofiev / Stravinsky: Violin Concertosアーティスト: Prokofiev,Stravinsky出版社/メーカー: Decca Import発売日: 1990/03/30メディア: CDこの商品を含むブログ (1件) を見る僕が心から崇拝するヴァイオリニストの一人。韓国出身。 20世紀前半の音楽の演…

Thanksgiving

午前中10時頃起床して、reading。Nancy Bentleyというのは偉い人だと、分かる。 午後は論文の構想をまとめていく。まっさらな紙に思いついたことを書き出していく。 この作業を怠ると、書き出してからが大変だ。図書館が休みなので、歴史的コンテクスト につ…

Wharton2

先週からひいている風邪がなかなか治らない。強いタイレノールで朦朧と、、、The Cambridge Companion to Edith Wharton (Cambridge Companions to Literature)作者: Millicent Bell出版社/メーカー: Cambridge University Press発売日: 1995/06/30メディア:…

Edith Wharton, criticisms

A Feast of Words: The Triumph of Edith Wharton作者: Cynthia Griffin Wolff出版社/メーカー: Oxford Univ Pr発売日: 1977/03/01メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (1件) を見るWhartonの代表的な批評。きわめて厳密なclose readingで、真に尊敬…

大江健三郎

核時代の想像力 (新潮選書)作者: 大江健三郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1990/07メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る大江健三郎の世界 (現代作家の世界 (3))作者: 一条孝夫出版社/メーカー: 和泉書院発売日: 1985/06メディア: 単行本この…

Thanksgiving Break

Thanksgiving Break入り。大学は26日まで休みになるけど、また始まったら2週間でファイナルウィークになるのでペーパー書きを進めておかなければいけない。とりあえず、大江健三郎の作品と評論をどんどん読んでいく。取り替え子 (講談社文庫)作者: 大江健三…

Powers won National Book Award!

リチャード・パワーズが全米図書賞を受賞しました。インタヴューは以下で読めます。http://www.news.uiuc.edu/news/06/1116powers.htmlこの受賞作は実のところまだ読んでいないのですが、冬休みの課題にしようと思います。 今月末に開かれるThomas Pynchonに…

Waste Land

Eliotの小論文書きで、一日半くらいかける。最近の論文の中では、 Suárez, Juan A. “T.S.Eliot’s The Waste Land, the Gramophone, and the Modernist Discourse Network.” New Literary History 32 (2001), 747-768. が、特に面白かった。ちょっとデリダ的…

Davidson, Winters

The Tennessee: The New River : Civil War to Tva (Southern Classics Series)作者: Donald Davidson出版社/メーカー: J S Sanders & Co発売日: 1992/04/01メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (1件) を見るDavidsonの南北戦争以前へのノスタルジ…

科目登録

科目登録をする。Literature and Catastropheというのと、The Body in Pieces。どちらも比較文学で、こういうのはなかなか日本の大学では取れないような内容だなあ、と思う。そしてフランス語とドイツ語。語学二つは、それぞれ週4回なのでかなりきつそうだが…

Trauma Culture

最近、暇を見て読むようにしているのが、Trauma Culture: The Politics Of Terror And Loss In Media And Literature作者: E. Ann Kaplan出版社/メーカー: Rutgers Univ Pr発売日: 2005/08/25メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (1件) を見る目次は…

Styron’s death

作家、ウィリアム・スタイロンが死んだ。81歳。修士にいた頃、彼に関係した(本当に)ちょっとした仕事をしたことがあった。そのときに作品をまとめて読んだのだが、寡作な作家で5冊程度だったと思う。ホロコーストを扱った 『ソフィーの選択』が有名だが、…

われらの狂気を

われらの狂気を生き延びる道を教えよ (新潮文庫)作者: 大江健三郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1975/11/27メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 17回この商品を含むブログ (30件) を見る素晴らしいタイトル。短編連作のようなかたちで、一方では形式として…