Primo Levi

自動車保険を切り替える作業を午前中に。
保険会社の中年女性は、じつに感じのいい人だった。
その後、ジム。

Survival In Auschwitz

Survival In Auschwitz

The Reawakening

The Reawakening

ホロコースト研究は、Primo Leviに入った。
いままでの研究書や自伝とは違って、少し
入っていきづらい。時間をかけて精読しなければ。

他に、『群像』一月号で暫くぶりに日本の短編小説を読む。
妊娠した女性の視点で描かれた蜂飼耳の小品は面白かった。
自分のおなかの中の子供を庭の壷に棲みはじめたくらげに重ね合わせたり、赤ん坊がおなかを蹴るのを灯台の光のパルスにたとえたり、
産む/生まれることという生の営みの現実における
「場のない感じ」がうまく表現されていたと思う。
が、やはり、詩のほうがいい。決して小説が悪いのではなくて、この人の詩が凄すぎるので、この小説のいい部分は、すべて詩の才能の延長のように思える。イメージに頼っていて、会話が弱いような気がするのだ。