広島プロジェクト

3月8日
いつもどおり、日本語、フランス語、ドイツ語と語学漬けの午前中を終えた後、
友達の学会発表を聞きに行く>宗教学関係の発表。質問はしないでといわれていたので、
黙っている。その人に限らず全体に退屈で、多分それは自分の関心の低さもあるだろうけど、
もうちょっとプロブレマティックな話題で話してもいいじゃない?と思った。正解の見えている
発表は刺激が少ない。その後、広島プロジェクト、南京プロジェクト。

3月9日
朝は日本語、手紙文は意外に難しくて、全部終わらず。
フランス語は「将来何になりたいの?どうして?」などの質問で、まあこれくらいなら。
しかし、みんな必要十分な量を超えてペラペラしゃべっていて、レベルが上がってきているのを実感。
金曜はドイツ語はなし。しかし、この週末はSchreibaufgabe2の初稿を書かなくては?

11時から広島プロジェクトのミーティング。チームでティーチングプランを練る。
帰りに音楽専攻の知り合いといっしょになる。

Hiroshima Mon Amour (Duras, Marguerite)

Hiroshima Mon Amour (Duras, Marguerite)

Durasの中では好きな方ではないが、それでも彼女の中のアジア的なものの位置というのは面白いから
その辺りの興味で読みたい。この作品についてはCaruthの秀逸な論考あり。鹿島田真希とも比較したいけど
いま手元にない。一年前に読んだときはパスティッシュの領域を超えていなかったと思ったけど、
日本の文壇での評価は高い。田口ランディも最近ヒロシマ物を書いているので図書館にリクエスト。

以前vicarious traumaについてAnn Kaplanのフレーズだと思い込んで日記を書いたことがあったけど、
違う。indirect traumaというのは90年代から盛んに研究されているようだ。このdirect/indirectの区別はどこかで維持不可能になるだろうが。ともかくいくつか論文を当たるべし。