Spring Break

明日からSpring Breakはじまる。

学部学生たちはフロリダにいったりノースキャロライナに行ったり、大学院生よりはるかに
リッチでロマンティックな休みを過ごす。こちらの方は、今の内にペーパーを書かないと
あとでやばいことになる。

教授に会って、すこしプロジェクトの相談など。あとフランス語をあと2年くらいは鍛えないと
というお話。長い博士課程になりそうだ。しかしそれだけやれば将来フランス語圏で教えられ
るかもしれない。

個人的な体験 (新潮文庫 お 9-10)

個人的な体験 (新潮文庫 お 9-10)

「個人的な」というのは、小説のタイトルになりづらい言葉だとおもう。特に日本の私小説はそもそもが
個人的なのだから、わざわざタイトルでそう断る人はいない。とすれば、ここで大江がしようとしているのは、
そう、「異化」だ。family novelをdefamilializeすること。

トビラ裏に大江氏の署名と共に実朝の和歌が記されていた。