ブルトンなど

どうも、まだ冬休み気分が抜けきっていないのか、ゆったりとした週末のすごし方になってしまう。もうちょっと気合を入れていかなければいけないのだけど。

昨日は、午前中は論文の改稿。いつまでもやっている。何かいつもそうなんだけど、自分がやっていることが、おそらくラカンを参照することでもっと豊かな議論になるような類のものだと思いながら、まったく無知で参照することが出来ない。いつもながらフロイトへ流れる。先学期、無理してでもラカンについてのセミナーに出るべきだったか。


午後はブルトンを60ページくらい。いやー、ユーモアのセンスがなかなかよい。シュールレアリズムというと、なんとなく「生真面目な」イメージがあったのだけれど、「ナジャ」はすごく肩の力が抜けている。デスノスが寝そべっている所など、写真も挿入されていて、これは本人の許可を取ったのだろうか、などと考えてしまう。

Je revois maintenant Robert Desonos a L'epoque ceux d'entre nous qui l'ont connue appelant l'epoque des sommeils. Il <>, mais il ecrit, il parle.

たかがデスノスが一人寝ていただけで、「眠りの時代」などという大げさなものに話を結び付けてしまう辺りの書き手の仕草がなかなか、いとおしいではないか。しかも写真の下をみると、(Photo Man Ray)と書かれていて、なんだ、ブルトン、写真も借りもんじゃないか。

フランス語はのってくると、それほど難しくはない。ただ、ブルトン独特のセンスに自分のチャンネルを合わせなくちゃいけないというのはある。

夜は深夜まで映画など見てしまったので、起床は何と11時。重めのブランチを食べて、ブルトンに戻る。