psychic power of life

今日は論文の直しの続きが結構できた。朝8時ころから図書館にこもる。朝一番に教授にほぼ完成形のイントロを送ると、昼には返信あり。そのままフィードバックを原稿に反映させる。
Butlerのpsychic power of lifeを引用する所があるので、論旨の確認のために6章を読む。むむむ、やっぱり凄いテンション。個人的にはこの本がButlerのベスト。

論文は最後の部分の展開が異常に早いので、ここをスローダウンさせなくてはいけない。

あと、島田雅彦茂木健一郎の外国語についての対談を読む。マイナー言語への我々の感受性を広げることが、英語一極主義に対する対抗となる、とか。日本の学界の閉鎖性についての茂木さんの不満は分かる、分かる。アメリカに行くと日本の学者はたいしたインパクトも与えずに学生になってしまう、みたいな。あと、外国語オタクというのは子供になることをいとわない人だとかって書いてあって、ああそうかもね。僕にとってのタイ語も、本当に単に音声=身体的な悦びだから。全体に楽しく読んだけど、茂木さんがクオリアという言葉を便利に使いすぎている感はあって、その点はかなり不満。