冬休み

ちょうど二週間くらい。フランス語は中級のみ開講ということで、正月から行くことに。たぶん、自分の実力は中級くらいだとは思っているんだけど、どのくらいの人たちが来るのか、未知数。毎日ラジオくらいは聞くことにしよう。

今日は午前中に教授とアポ。時間通りに行ったら、もう一人学部生の女の子が待っていて、そのまま20分くらい廊下で待っていた。まだ疲れが残っているので、ボーっとろうかに立っていたら、30分遅れでやってきた。でも面接はとても有意義で、Prelimに向けた reading listの作成についてけっこう突っ込んで話が出来た。うちの大学では、ほとんど何を読むかは学生の自主的な選択に任されていて、そういう意味では気楽。

Allegories of Reading: Figural Language in Rousseau, Nietzsche, Rilke, and Proust

Allegories of Reading: Figural Language in Rousseau, Nietzsche, Rilke, and Proust

帰ってこれを読み出す。しかし、この序文がほとんど神格化されている理由がよく分からなかった。ジュネットの退け方とか、ちょっと単純すぎないか?metaphorとmetonymyが単に記述的に(弁証的でなく)Logical tensionsを欠いて扱われていると書いてあるけど、ジュネットは決してロジックの人ではないし、ド・マンはロジックの人なんだから合わないのは当たり前であるという気がする。それと、よく難解などと言われるけど、そうでもない。他の本に入っているリファテール論は結構難しいけど、Allegories of Readingはかなり平易に書かれている。ソシュールとかロシア記号学プラハ言語サークルの入門程度の知識は必要だけど、クリステヴァの初期の記号論とは比べものにならないほど平易。まあ、もうちょっと読んでみよう。