Kulture Projekt

ドイツ語。最近はオーストリアの人の現代小説を読みながら、中級文法の教科書をやっている。今週はクルチューアプロイェクトで、オーストリアの一地方の紹介をオーラルでする。僕の担当は、観光名所など。文法は強い動詞、弱い動詞(日本語ではなんというのだろうか?)のあたりがどうしても覚えきれない。

フランス語はHenri Lefevreの場所論。が、ピンとこない。ネオマルクシストらしく日常的な事象に社会的な価値の層がいかに貼り付いているかを分析しているんだけど、構造主義の退け方が雑。構造主義を一つの学説であるかのように回避する書き手に優れた知性を見出すことはほとんどない。

リクエストしておいたRanciereの本が一気に届く。

The Flesh of Words: The Politics of Writing (Atopia: Philosophy, Political Theory, Aesthetics)

The Flesh of Words: The Politics of Writing (Atopia: Philosophy, Political Theory, Aesthetics)

本当はもうちょっと表紙が渋いのだけど、まあいいか。
言語の肉化とは、つまり表象に不可避的に宿る「本質性」のこと。聖書から、ドゥルーズバートルビー論まで。

Comparative Literature in the Age of Multiculturalism (Parallax : Re-Visions of Culture and Society)

Comparative Literature in the Age of Multiculturalism (Parallax : Re-Visions of Culture and Society)

あとは、この本などで、比較文学とは何ぞや、という話をする。

私には、比較文学をやっていると、最近小説全然読んでないなあ、ということに陥りやすいのが明らかに問題なのですが。Hart Craneはマイブームなので、詩は結構読んでいる。