Anti-planetarism

最近、スピヴァクやディモックがよく使う表現で、グローバリズム的な画一性に対抗して、自らの場をずらし生成へと開くような全体性としてplanetarismというのがあるけど、概念として弱すぎるし、グローバリズムとの差異が結局保持できないと思う。それこそ、d/gのリゾームではいいではないか。アメリカのアカデミズムにいったん普及してしまうと、「これからはプラネタリズムの時代です」などということになりかねない。この間のセミナーのときにスラブの先生が言っていたような反グローバル的な抵抗の方がよっぽどいい。