奢られ教師

日曜日は学生たちに呼ばれてレストランへ。自分で野菜とか肉とか好きなのをボウルにとって持っていくと、コックさんが焼いてくれるという所で、初めて行った。学部生でごった返していたので、ファイナルウィークだというのに勉強していない学生は結構いるのだと思った。ま、アメリカ人学生はこういうところで食事して一時間くらい談笑したあと、さっと帰って勉強、というパターンは多いのだけど。食事の後、ウェイターが僕らの席にビルを持ってくるときに僕の分だけないので不審に思っていたら、何と学生たちが奢るからいいという。そんな、いくらなんでも教師が奢られるわけにはいかない、と思って出そうとしたが、絶対に払わせようとしない。結局、奢られてしまった。

別に奢られたからというわけではないけど、学生に色々と感謝して、誉めて、励まして、解散。何度も涙腺がゆるんでやばかった。こういうことがあると、やっぱり自分はバリバリ研究するよりも、教師として生きる方が向いているなあと思う。実際、研究すればするほど、世の中には素晴らしい研究者がいることに気づいてくるので、何も高の知れた自分の才能で命を削るほどやらなくても、という感じになる。さっさと博士論文終わらせてまだ気力体力が充実している若い内に就職したいものです。

という、将来のことはともかく、いまは3日後に締め切りの迫った論文に追われている。最近風邪をひいてから目に疲れがたまりやすいので、それが問題。朝起きると、目やにが目の周りについている。昨日なんか、夜中の2時くらいに目を閉じたら、本当に開かなくなってしまった。体力的にはもう少し頑張れるのに。