アメリカのパーティー

パーティーのことを書いたので、アメリカのパーティーについてちょっと。まあ、どの大学町のパーティーもそうだとおもうけど、小説に出てくるような豪華なパーティーというのは全然ない。大体が、狭かろうがなんだろうが、誰かの家でやるので、みんなワインとかハムとかチーズとか片手に集まるのである。(全然持ってこない人もいる。まあ、確かにホストが一通りは用意するからいいんだけど、そこは日本人根性で僕は何か持っていかないと悪いなあと思ってしまう。)それで、だらだらおしゃべりして、気づいたら人がいなくなっていくという感じ。だから30分だけ参加して、パッと帰ってしまうというような人もいる。で、服装なんだけど、よくアメリカはみんなTシャツとジーンズでオッケーとか言われるけど、うちは文学部だからか女性が多いからか、どちらかというとみんなおしゃれで、何となくいい格好をしている。というようなことを他学科の人に話したら、are you kidding?、みんな他ではよれよれの服でいいらしい。でも、僕はあんまりおしゃれじゃないので、というか格好つけるのが照れくさい人間なので、許容ぎりぎりのラフさで参加している。しかし、女性はがんばりますね。特にChineseの人々は派手ですね。こちらもお世辞が自然と出てきてしまう。で、向こうもお世辞言われるのを待っているらしいところがあって、you look gorgeousとかfancyとかlovelyとか言うと、パーっと顔が明るくなる。確かに、並々ならぬ時間と労力と金をかけてdress upしているわけで、そういうふうに言われるのを待っているのも当然か。しかし、しかし、自分の学科の男性陣はどうしようもなく垢抜けないというか、彼女たちの努力にまったく見合わないという感じで、申し訳ないかぎり。まあ、文学部というのは、きれいな女たちと冴えない男たちの共同体です。特に大学院以降はその傾向が強い。

大学以外のパーティーは、主に家族単位とか、日本人同士とかのポトラックパーティー。天気がいいときは公園でやることもある。