Brian Massumi

いわずと知れたD-Gのアメリカへの紹介者。

Parables for the Virtual: Movement, Affect, Sensation (Post-Contemporary Interventions)

最初の５ページくらいはとてもよかった。アメリカの文化構築主義者たちの身体論へのアンチーテーゼとして、プロセスとしての身体を提示。

"Ideological accounts of subject formation emphasize systemic structurings. The focus on the systemic had to be brought back down to earth in order to be able to integrate into the accountthe local cultural differences and the practices of resistance they may harbor"(2).

そうそう、それがまさに不満なんですよ！と思いながら読んでいたら、その後がどうもいけない。２０項目ぐらい、ほとんど恣意的に、プロセスとしての身体論のマニフェストを掲げている。ちょっとここまでstorytellingへの意思が欠落していると、お手上げといった感じ。