教授に会う

来週にまた試験を受けるので、教授に会って話をした。今学期は長いトンネルのようだと話すと、you'll do fine!と励まされる。さらに、あなたのやろうとしていることは非常に重要なことだから、早く博士論文に入れるといいね、といわれて、感無量という感じになってオフィスから出てきた。おかげでパリ大に興味があるのを言い忘れてしまったのだけど、いやはや、ああいうことを自分の指導している学生に言えるような大学教員になりたいものです。博士論文なんて、結局のところ世界に発信されるとはいいながら誰も読まないのだが、彼が読んでくれるということだけでも自分には十分です。自分のコミッティーは4人いるのだけど、みな素晴らしくて、本当に幸運だった。
 文学の危機やら人文学の危機やら、洋の東西を問わず、いろいろ言われていて、たぶんそのとおりかもしれないけれども、自分は才能の限りで決然と読み、書いていくしかないです。保守的にならず、流行にも左右されることなく。

Sublime Historical Experience (Cultural Memory in the Present)

Sublime Historical Experience (Cultural Memory in the Present)

2005年刊行。これはとんでもない傑作。歴史と経験。