Styron’s death
作家、ウィリアム・スタイロンが死んだ。81歳。
修士にいた頃、彼に関係した(本当に)ちょっとした仕事をしたことがあった。そのときに作品をまとめて読んだのだが、寡作な作家で5冊程度だったと思う。ホロコーストを扱った
『ソフィーの選択』が有名だが、
Lie Down in Darkness (Vintage International)
- 作者: William Styron
- 出版社/メーカー: Vintage
- 発売日: 1992/03/03
- メディア: ペーパーバック
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の読みづらさ、息の長い文体は結構好きだ。題名に現れているとおり、フォークナーの影響を強く受けているわけだが、フォークナーの方でも、晩年のあるインタビューの中で、「ああ、最近じゃ、スタイロンというのがいいねえ」と言っている。
Styronの晩年の闘病記、
Darkness Visible (Random House Large Print)
- 作者: William Styron
- 出版社/メーカー: Random House Large Print
- 発売日: 1991/03/01
- メディア: ハードカバー
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確か、カミュを30歳で読んで衝撃を受けた、というようなことが書かれていたと思う。