ポランスキー

うわっ、もう6月が終わるぜ。ここ一週間は自分が過去に書いた論文を形にしていく作業が多かった。もともとあまりアカデミックな性格ではないので、引用文献のページを確認したりとか、文献表に異常がないか確かめたりとか、そういうのは疲れる。

その4,5
ポランスキーを二本。

テス [DVD]

テス [DVD]

キンスキーが恐いくらいきれいだし、風景もよく取れているんだけど、単調。
音楽もなっちゃいない。

もう一つはThe Tenantというので、「はまぞう」に出てこない>日本未公開みたいだ。
サイコスリラーなんだけど、スリリングになる前の前半部の方がいい。ポランスキー自身が主役を演じていて、とてもうまい。細かい仕草とか、歩き方とか、タバコの吸い方とか素晴らしい。脇役もそれぞれ味があっていい。

しかしやっぱりヒッチコックにはかなわない。『テス』もそうだけど、どこか品がないのだ。