Taking Chnaces
Taking Chances: Derrida, Psychoanalysis, and Literature (PSYCHIATRY AND THE HUMANITIES)
- 作者: Joseph H. Smith,William Kerrigan
- 出版社/メーカー: Johns Hopkins Univ Pr
- 発売日: 1988/09/01
- メディア: ペーパーバック
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デリダも執筆者に名を連ねるデリダ論集。Samuel WeberやAlan Bass, Hillis Millerなどのビッグネームも。デリダ自身の論文は非常にハイデガー的なetimologyで偶然的なものが落下の運動と結び付けられているということを指摘している。というか、もちろん他にも色々指摘しているが、個人的にはこれがポイント。Alan Bassのは論文というよりエッセイで、デリダを読みふけったパリでの一年間について語っている。アメリカの学術的な本でこれほど肩の力の抜けた論文は珍しい。Sam Weberのは、またまた驚異的なクオリティで、デリダにおけるフロイトについて論じている。Millerのは明日読む。