ベンヤミン

ベンヤミンコレクション1−4
去年帰ったときに、なんとなく予感がして持ってきたのがよかった。重宝している。
英語圏では、Harvard Editionが出始めたのが、つい10年位前で、それから一気にベンヤミン・ブームになった。


去年出たSamuel WeberのBenjamin's -Abilitiesは、読み応えのある一冊で、
結局ドイツ語がちゃんと読めないとベンヤミンの理解など生半可なものにしかならないということを
教えてくれる。ベンヤミンを一貫してメディアムについて思考した思想家と見なす立場。
それから、古い二次文献も結構あさっていたのだけど、Peter Szondiの二つの論文が秀逸だった。
この人は知らなかったのだけど、ハンガリー出身でベルリン大で教えた比較文学の教授だったらしい。