新学期

ABDになって初めての学期。もちろん自由なのはうれしいのだけど、なんとなく不安感がある。ということで、まったくクラスを取らないよりは取ったほうが精神衛生上いいと思って、Virginia Woolfだけを一学期の間読み続けるコースを取ることに。もちろん博士論文とは関係ないのだけど、関係ないことをやるというのがいいわけです。Jacob's Room, Mrs. Dalloway, Mrs. Dalloway's Party, To the Lighthouse, A Room of One's Own, Three Guineas, The Waves, Between the Acts, とRoger Fryの伝記、および二次文献という感じで、分量的にはアメリカの大学のコースとしてはかなり少ない。講師はポスドクの一年目の人で、たぶん年は僕とそんなに変わらない感じ。しかし、それほど優秀という感じでもなく、同じ時間に行われているはずの有名教授によるセミナーに参加すべきであったかと、ちょっと悩む。あまり得るところがなければ、やめることにしようと思う。しかし、ともかくウルフをまとめて読むいい機会。

自分の教えるクラスはかなり学生がいい感じで、これから一学期間楽しみ。教室狭いのだけど、逆にアットホームでいいかも。

ドイツ語読解・中級はやめることに。自分の教えるクラスの直前にあるのが痛い。夕方にやってくれれば出るのだけど。自分で文法をさらうことにしよう。フランス語は必要な文献を意識して原語で読むように心がけたい。フランス語会話のクラスも取るのをやめる。ま、そのうち機会があるでしょう。

ベンヤミンは、ミリアム・ハンセンに圧倒されまくったので、ちょっとその消化に時間をかけているところ。しかし、方向性は見えてきたので、この週末に取り掛かりたい。