2008-01-01から1年間の記事一覧

あと一週間、

あさっての月曜日にDirectorのサインをもらって、予定表を提出。ほぼ間違いなく受理されるだろう。 その次の月曜日から、いよいよ始まるわけだ。 雨文の教授からメールで、試験を作ったとのこと。この人にだけは足を向けて寝られない。Writingというのは不条…

あと、二週間?

ゾラをざっと読み直し、今度はプルーストを拾い読み。一度仏文に取り掛かると、その中に入り込んでしまう。今日ぐらいまでにしておかないと。雨文の先生と連絡がなかなか取れない。Marcel Proust: Fictions of Life and of Art作者: Leo Bersani出版社/メー…

あと3週間、決戦は近く

あと試験まで3週間。忙しいからブログをやめていたのだけど、かえって勉強が無軌道な感じになってはかどらず。やはり備忘録程度につけたほうが効率がいいようだ。このぐらいになると、必死の形相で勉強しているはずだったのだけど、ぜんぜんそんなことなく…

finished readig La Peste

I'm writing this in the library. Since it is on Sunday, only a few can be seen from here. The Camus' work was not so impressive. It revolves around the axis of the presence/absence of the God, and the protagonist seems to struggle for prov…

ペスト

Camus, La Peste (Larousse) 仏文リストからは、とりあえず、仏語のやさしいカミュを手に取る。ラルース版は付録が多いので好きだ。カミュはこの小説を書く前に相当、勉強や取材をしていたようで、そういうこの人の勤勉なところがいいなあ、と思う。

本格的に

本格的に大学が始動。うーむ、夏休みの予定が大幅に狂ってしまったので、なんか試験とかほんとにやばいのだけど、まあ、いいや、なるようにしかならないので、体調もよくなったしとりあえずぶつかってみようと思う。大学受験とかだったら目安がつくし、この…

rejection again, but ...

またまた雑誌のreviewが返ってきて却下された。しかし、今回のは本当にうれしかった。このreviewerが問題にしているのは僕の論文の言語やテクニカルな問題だけで、内容に関しては十分に出版可能であるようなのだ。確かに、この論文はきちんとした人からnative…

Candace Waid

Edith Wharton's Letters from the Underworld: Fictions of Women and Writing作者: Candace Waid出版社/メーカー: Univ of North Carolina Pr発売日: 1991/04/01メディア: ハードカバー クリック: 7回この商品を含むブログ (1件) を見る以前ざっと読んでい…

Stieglitz

Alfred Stieglitz: The Key Set - Volume I & II: The Alfred Stieglitz Collection of Photographs作者: Sarah Greenough,National Gallery of Art出版社/メーカー: Harry N. Abrams発売日: 2002/08/01メディア: ハードカバー クリック: 1回この商品を含む…

Love is ...

Love is being stupid together. (Paul Valery)"Standing with one foot poised on the highest point of the Rockies, her two hands stretched out from the Atlantic to the Pacific, her fine head tossed to the sky, her forehead shining with a crow…

セザンヌの懐疑

アメリカに戻った。まだ時差ぼけで、午後になると眠くなるけど、やっぱり静かで勉強がはかどる。テストのために、1920年代のアメリカ文学における他者のテーマをCather,Hemingwayとハーレムルネッサンスなどを横断したのを書いてみる。あと、M-P。 博論…

rehabilitation

体の具合が悪くなって日本に戻ってきて以来、なんとなく日記を書くのが億劫であり、恐いような気がしていた。誰もが日本語を知っている場所で暮らすと、不思議と日本語を書く意欲は減退する。ここで書いていることが隣の人に、すっと伝わってしまうような気…

Brian Massumi

いわずと知れたD-Gのアメリカへの紹介者。Parables for the Virtual: Movement, Affect, Sensation (Post-Contemporary Interventions)作者: Brian Massumi,Stanley Eugene Fish,Fredric Jameson出版社/メーカー: Duke Univ Pr発売日: 2002/06/01メディア: …

Don Ihde

Bodies in Technology (Electronic Mediations)作者: Don Ihde出版社/メーカー: Univ of Minnesota Pr発売日: 2002/01メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログを見るI feel that I am gradually diverging from what is so-called literary studies...

Corporeal Generosity

Corporeal Generosity: On Giving With Nietzsche, Merleau-Ponty, and Levinas (Suny Series in Gender Theory)作者: Rosalyn Diprose出版社/メーカー: State University of New York Press発売日: 2002/04/01メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ…

休めない人

今日は、自分で自分に休暇を与えてみた。んで、もうようやくっていう感じでインディアナ・ジョーンズを見に行くことにして、自転車で街路樹のある小道をぬって映画館へ。観客はほとんどシニアの人々。アメリカの映画館はシニアの憩いの場みたいな所かもしれ…

Lang Lang’s Chopin

Lang Langのショパンは非常にゆっくりとしていてロマンティックで、悪く言えば時代がかっているのだけど、しかし何事も首尾一貫してやればいいのかもしれない。技術的にはまったく文句のつけようがないし、本当に和らぐなあ。>訂正、やはり、やりすぎという…

Benjamin

ベンヤミンの本質主義が段々分かってきたような。「神の暴力」とか「純粋言語」とか「労働」とか「口承」とか。ま、だからこそおもしろいのだけど。しかし、21世紀にもなって、ベンヤミンをアメリカで読んでいるというのはちっともベンヤミン的ではない。…

Proposal

一応、第一稿が出来た。なんともだらけながらの執筆で、自分で嫌になる。こんなの秀才君だったらやはり、1,2日の仕事だ。これから教授4人に現状報告と今後の予定などお知らせしないと。これは大変だなあ。その前にちょっと休む。

Prospectus

I am in the process of writing Prospectus. It takes more time than I expected. But that is natural; it should be about 20 pages in double space. Why did I think that I could get it done in a few days? I also feel pressed to send an email w…

メモ

6/14 Morrison Beloved読了。9年ぶり。 6/15 Awakening読了 いまやフェミニズム小説の古典だが、うーん、これは小説としてはたいしたことないんじゃないか。しかし付録のshowalter論文はよかった。この人は本当にうまいよ。

アメリカのパーティー

パーティーのことを書いたので、アメリカのパーティーについてちょっと。まあ、どの大学町のパーティーもそうだとおもうけど、小説に出てくるような豪華なパーティーというのは全然ない。大体が、狭かろうがなんだろうが、誰かの家でやるので、みんなワイン…

本格小説、contagion

本格小説下巻まで一気に読了。後半から、ものすごい嵐に巻き込まれてしまったような感じで、息もつかせぬとはまさにこのこと。特にクライマックスとなる二人の相対する場面のすさまじい迫力に圧倒されまくった。総じて様々な出来事にも理性を失わないように…

Cather、水村

The Professor's House (Virago Modern Classics)作者: Willa Cather,A. S. Byatt出版社/メーカー: Virago Press Ltd発売日: 1981/07/27メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (1件) を見るいやはや、あまりにおもしろく一気呵成に読んでしまった。…

Merleau-Ponty, William Faulkner, Willa Cather

Phenomenology of Perception (Routledge Classics)作者: Maurice Merleau-Ponty出版社/メーカー: Routledge発売日: 2002/05/03メディア: ペーパーバック購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (1件) を見るついに、大部のこの本にたどり着く。とりあ…

感染

触れることの問題系とはつまり感染の幻想の問題と結びついて、これはアメリカのような国家だとeugenicsやraceの問題と生々しく結びつく。つまり「血」に付与された本質主義。触れることの恐怖は「血」への恐怖なのだ。というわけで、American Literary Histo…

デュラスの『戦争ノート』

今日はデリダのLe Toucher。第一部をようやく読み終える。肝心のJean-Luc Nancy論のところはこちらの不勉強で理解が足りていない感じだが、Bergson, de Bilan, M-P, D-Gあたりが出てくる第一部の終わりの辺りは圧巻で、すごくよかった。というか、デリダは現…

Laura Doyle

Bordering on the Body: The Racial Matrix of Modern Fiction and Culture (Race and American Culture)作者: Laura Doyle出版社/メーカー: Oxford University Press発売日: 1994/12/22メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (1件) を見るToday I r…

節操のない読書

きょうはWallace Stevens。Harmoniumはとりあえず目を通し、あとは自分のトピックに関係ありそうな詩を、批評などをたよりに選びながら読んだ。それでも何となく感じがつかめるのがStevens、というかアメリカ詩の特徴。ホイットマンなんかも、金太郎アメと同…

投稿

もう論文など書いている場合ではないので、まだ締切まで間があるのだけど見切り投稿。マイナーといってもアメリカの雑誌なのでこんなんで通るはずないが、通るまでやっている場合でもないのである。ネイティブチェックも結局しなかった。しかし、今までの経…